なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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有毒なリサイクル
2008-09-30 Tue 09:13
クローズアップ現代でやっていた、途上国での”都市鉱山”のリサイクルの実態。都市鉱山とは、捨てられた電化製品の基盤などから金・銀・銅・インジウムなどの貴金属が山ほど取れるというもので、パソコン3000台分の基盤や配線から集められた金の塊(なんと6.3Kg)が番組に登場していた。金属高騰の今、それらは宝の山となっている。

しかし、それが整備された施設でリサイクルされるならともかく、東南アジアでは個人でリサイクルされていて、家の横のプレハブ小屋でマスクも手袋もしないで、普段使うようなバケツやたらいに溶液を入れてやっている。まずは基盤をシアン化合物の溶液(要するに青酸カリ)に入れて洗浄し、それから高濃度の硝酸につけて金を浮かせるのだが、たらいからは黒い色の煙が立ち上り、この煙には高濃度の窒素化合物が含まれるので呼吸器系に大きな被害を及ぼすという。

青酸カリと言ったら、少しの量ですぐに死ぬミステリー作品の常連の劇薬だし、硝酸だってアメリカでの化学学部のバイト時代に、25%ぐらいの低濃度のものでさえ飛び散ったしずくが私のジーンズを焼いたのだ。しかも使い終わった廃液はそのまま地面に捨てられて、それが共同生活の池に流れ込み、毒の大地と化している。

リサイクルやエコといった何だか聞こえのよい言葉の裏に、あるいはそれを実践する過程に、そんな現状があるなんて誰が想像できるだろうか。

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人間の偽善
2008-09-29 Mon 01:03
仕事中に観た、BSでやっていたドキュメンタリーについて。

フィンランドに、「熊のカウコ」と呼ばれる猟師がいる。5歳から始めて43年間に渡る狩人生活の中で森の王者・ヒグマを8頭しとめ、番組の中で9頭目をしとめた。フィンランドの狩人にとって、ヒグマは”肉という贈り物を持って天から遣わされた使者”であり、人々はその肉に感謝をささげ、きれいに洗った熊の頭蓋骨を松の木の枝にかけて熊の魂を天国に送り返す。森に入る時、猟師たちはこんな歌を歌う。

「私はお前の命をもらう
申し訳ないが仕方がないのだ
お前は私たちの世界にやってきたのだから
私はお前の鼻を食べてお前の鋭い嗅覚がほしい
私はお前の耳を食べてお前の優れた聴覚がほしい」

熊のカウコは、しとめた9頭目の熊の頭蓋骨を高い木の枝にかけた。

「良かった。これで熊は天国へ帰った。熊を撃つというのはその存在を終わらせる事だが、もともと天から来たのだから天へ返してやるのだ。それが生き物の輪廻であり、自分もその中にある。私はただのハンターじゃない。」
(解説)「熊のカウコは、自然への感謝を忘れない昔ながらの生き方を実践しているのです。」

以下、その番組の感想について。

・ヒグマが人間にとって”肉という贈り物を持って天から遣わされた使者”だというのなら、強盗にとって現金輸送車は”現金という贈り物を持って銀行から遣わされた使者”になってしまうではないか?こんな都合の良い考え方があるだろうか?

・歌にある「お前が私たちの世界に来たのだから」という言い分は、「神はこの世界を人間に与え、そこに生きる獣を好きにして良いと言った」というキリスト教の究極のジャイアン的理論の体現ではないか?それのどこが自然への感謝なのか?

・どれだけ感謝をされても熊にとって殺された事は同じであり、母親を殺された小熊が飢える事になるのは同じではないか?

・現代社会で熊を狩る意味はあるのか?熊しか食べていないというのなら43年間で8頭じゃ足りないし、そうじゃないのなら何のために熊を殺すのか?(これは同時に、ならば熊を殺さないで人間が食用のために養殖した他の動物の肉を食べるのはいいのかという問題にもなる。)

弱肉強食は自然の法則だし、他の生き物の命を奪って己の生存に必要な分の肉を得るのは当たり前のことだ。しかし人間はそこに理屈をつけたがる。それが当たり前のことを偽善にしていて、何だかすっきりしなかった。


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キングの小説
2008-09-26 Fri 08:54
私は中学校以来のスティーブン・キングのファンだ。アメリカに行こうと思ったのも、それがちょびっと関係していたのかも知れない。かつて語学学校のMike先生にそう言ったら、「アメリカ人が皆あんな化け物好きでクレイジーだなんて思わないでくれ!」と言われた。

しかも私は短編専門で、「キャリー」や「クージョ」や「ミザリー」といった彼の代表的な長編は読んでいないが、「Skeleton Crew」(訳書は「骸骨乗船員」ほか全3冊)、「Night Shift」(「深夜勤務」ほか全2冊)、「Everything's Eventual」(「第四解剖室」ほか全2冊)の短編集、それから「ショーシャンクの空に」や「スタンド・バイ・ミー」の原作を含んだ中編集「Different Seasons(恐怖の四季)」はコンプリートしている。しかも、どれも好きである。

そして最近またキングの短編集が出たのだ。(彼は自身の履歴を振り返り、意識しているわけじゃないが7年おきに短編集が出るようだと言っている。)「Nightmares & Dreamscapes」である。日本語訳では四分冊となり、そのうちの「ドランのキャデラック」と「いかしたバンドのいる街で」を読み終えたところだ。いやー、やっぱりスティーブン・キングは面白い。大人になっても飽きるということがない。そこでキングの面白さを(仕事中に)考えてみたのだが、以下の3点があげられる。

1、キングの持論
キング曰く、すべての人間は精神病である。本当に精神的に“まとも”で完璧な人間なんていない。人がホラー映画や小説を求めるのがその証拠で、喜びや感謝や信頼といったポジティブな感情以外を表に出す事が道徳的に良くないとされる社会で、行き場をなくした怒りや悲しみや恐怖といった感情を発散する場が(たとえフィクションでも)人間には必要なのだ。人は、ポジティブな感情もネガティブな感情も均等に発散しなければ気が狂ってしまう生き物だからである。

2、俗っぽさとディテールの描写
キングの表現方法は、とにかくディテールを描くことである。しかもそれはアメリカに実によくあるディテールなのだ。例えば主人公の男が自宅のバスルームの排水口から突然現れた動く指と戦っている間に、居間のテレビでは「ジェパーディ」というクイズ番組をやっていて、アレックス・トレベックという名前の司会が回答者のミルドレッドに「あなたのこれまでの獲得賞金は700ドルです。さあ、いくら賭けますか?」と聞いている。各行からそういったリアルな生活感に満ちた空気を感じ取ることができるのだ。

3、人生に失敗した人間のストーリー
キングの物語の主人公となるのは、何らかの形で(自分のせいにしろそうじゃないにしろ)人生に失敗して苦労している者たちである。社会の低層にいる者、過去に囚われ続ける者、頑迷な者、調子に乗りやすい者、他人を信じられない者、親や配偶者によって抑圧されている者など。能力があって自信があり、機会にも恵まれた「社会的成功者」は、上品な上流階級の仮面の下に隠れた醜い人間の本性を暴かれた挙句に真っ先にモンスターに襲われるのがオチである。キングは「人生に失敗した者」には優しく、モンスターと戦う知恵と勇気を授けてやるのだ。




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山の豆腐料理屋
2008-09-24 Wed 08:25
先週末から地元(神奈川)に戻っている。10月10日までの量販店の店頭に立って商品を売る営業実習のためだ。現場を一ヶ月も離れたらせっかく覚えた仕事も忘れるっちゅーねん!とか、前に電気店でバイトした事あるからもういやーとか文句を言っていたのだが、戻ってきてみるとこれはこれで楽しい。(ちなみにこの実習期間に実家に戻るのは東京・名古屋・大阪近辺に住んでいる人のみで、それ以外の人は大阪にある寮に入ってそこで実習をする。)

昨日は「店頭一日目が休日に当たったので人出が多くて店側も我々実習生の面倒を見きれないから」という事で急に休みになった。そこで丁度昨日休みだった友人に連絡を取り、彼女が前から勧めてくれた豆腐料理を食べに行く事になった。場所は丹沢山系大山の中腹である。

小田急線に乗って、神奈中バスに乗って、さらに石段の参道を登った所にそのお店はあった。風情のある料亭旅館で、近くを流れる川の水音が聞こえ、座敷の窓からは霧がかった山の緑が見えた。出て来た豆腐料理(ゴマ豆腐、豆乳の湯豆腐、ゆばの刺身、茶碗蒸し、揚げ出し豆腐、ゆかりご飯、味噌汁)も絶品で、「和食っておいしいな~」と思った。

さて、そんな風流な場所にいながら、我々が話していた事はあまり風流ではなかった。スティーブン・キングの小説(洗面台の排水口から指が出て来て襲ってくるのと戦う男の話)についてや、Blue Octoberの歌詞で忘れられないもの("Hate Me"にある「君を愛しているのにただ傷つける事しかできない自分がいていっそのこと君のために僕をとことん嫌って切り捨ててほしい」という"Suicidal hate"~自滅的な憎しみ)についてなど。…お店の人はさぞかし怪訝な顔をしていたことだろう。

何はともあれ、しばらくはコジマ海老名店の3階でうちの会社のジャンバーを着てうろうろしているので、もし見かけたら声をかけてほしい。

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バンカメ
2008-09-15 Mon 00:46
アメリカ大手証券会社のリーマン・ブラザーズの破綻のニュース。

経営危機に直面していた米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、救済策をめぐる複数の金融機関との交渉が不調に終わったことで経営が破綻し、連邦破産法11条の適用を申請した。一方、リーマン救済の交渉を続けた米銀2位のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は同日、証券3位のメリルリンチの買収を発表した。リーマンをめぐる救済策は、政府は公的資金投入を拒否する一方、民間側は将来の損失回避に政府の支援を求めたことから、身売り交渉は難航。最終段階ではバンカメと英銀大手バークレイズによる買収がぎりぎりまで検討されたが、米政府の公的資金注入は望めず、交渉が頓挫した。一方、バンカメは、サブプライム問題の関連損失による経営不安が続くメリル救済の交渉に変更。両社は金融市場の混乱を回避するため、急遽合併の合意に達した。サブプライムローン問題に端を発した米金融市場の動揺は、大手金融機関の連鎖的な信用不安に発展、本格的な金融危機の様相を帯びてきた。
(産経ニュース 9月15日 16:00)

サブプライムローン問題の影響続く。
1850年創立、従業員数2万5千人を抱える大手が破綻。
山一証券が破綻したバブル崩壊後の日本の状況に相似。

そして、正式なニュースでもBank of Americaを「バンカメ」と呼ぶ事にびっくり。
私だけがそう呼んでいると思っていたのに、パクられた気分だ。

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横浜線100周年
2008-09-13 Sat 09:49
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横浜線が、創立100周年を迎えた。

日本に来てからずっと横浜線橋本駅が「地元の駅」だった。京王線・横浜線・相模線が乗り入れるのに、周りにほとんど店もなくて超田舎だった橋本駅。それがいつの間にか発展して、今ではミウィやサティの駅ビルが建ち、ブックオフ・啓文堂書店・市立図書館が揃うという素晴らしい駅となった。(←自分の趣味)

家は橋本駅、塾は相模原駅、学校は淵野辺駅、遊ぶとなったら町田駅と、ほとんどハマ線にしか乗らないで過ごしてきたなあと、横浜線100周年のニュースを読んで思った。(“横浜”線なのに、横浜にはあまり行っていないのがポイント。)

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記念限定駅弁も発売。

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本の力
2008-09-09 Tue 08:33
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本で世界は変わらないが、
読む人の考えを変える。

考えは行動となり、
行動は習慣となり、
習慣は信念となり、
信念は生き方となる。

(研修の先生の受け売り)

そして、本で考えの変わった人が
世界を変えるかも知れない。


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誰かに似る
2008-09-03 Wed 07:49
最初の入社基本研修で同じ寮だった、中国人の同期の張さん。
同じ事業部の配属で、今亀山で一緒の同期の鈴木さん。
(そういえば張も鈴木もそれぞれ中国と日本でよくある苗字だ。)

張さんは本社の人事本部に配属され、鈴木さんは事業部の総務の人事担当になった。
二人とも寮が違ったのでお互いを知らなかったのだが、先日人事の研修で知り合った。
(人事の研修と聞いて、私が「こういう人がいるはずだから」と事前に紹介したというのもある。)
しかも奇遇な事に二人は相部屋で、一週間を楽しく過ごしたようだ。
そして電話で張さんが、亀山に戻った鈴木さんが、口を揃えてこんな事を言ったのだ。

張さん「鈴木さん面白かったよ。ゆにんに似てた!」
鈴木さん「張さんってゆにんに似てたわ~。」

…私は結局、誰に似てるんだ?
(自分ではどちらにも似てないと思うのだが。)

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壁紙替え
2008-09-02 Tue 06:23
昨日、夜更かしをして自分で壁紙を変えたのに、
今日開いたら、「あれ?ブログのアドレス間違えたかな」。
…ちょっと覚えていなかった。
時間と記憶とは、連続しているようでしていないのである。

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| 紅炉一点雪 |
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