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なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
山の豆腐料理屋
2008-09-24 Wed 08:25
先週末から地元(神奈川)に戻っている。10月10日までの量販店の店頭に立って商品を売る営業実習のためだ。現場を一ヶ月も離れたらせっかく覚えた仕事も忘れるっちゅーねん!とか、前に電気店でバイトした事あるからもういやーとか文句を言っていたのだが、戻ってきてみるとこれはこれで楽しい。(ちなみにこの実習期間に実家に戻るのは東京・名古屋・大阪近辺に住んでいる人のみで、それ以外の人は大阪にある寮に入ってそこで実習をする。)

昨日は「店頭一日目が休日に当たったので人出が多くて店側も我々実習生の面倒を見きれないから」という事で急に休みになった。そこで丁度昨日休みだった友人に連絡を取り、彼女が前から勧めてくれた豆腐料理を食べに行く事になった。場所は丹沢山系大山の中腹である。

小田急線に乗って、神奈中バスに乗って、さらに石段の参道を登った所にそのお店はあった。風情のある料亭旅館で、近くを流れる川の水音が聞こえ、座敷の窓からは霧がかった山の緑が見えた。出て来た豆腐料理(ゴマ豆腐、豆乳の湯豆腐、ゆばの刺身、茶碗蒸し、揚げ出し豆腐、ゆかりご飯、味噌汁)も絶品で、「和食っておいしいな~」と思った。

さて、そんな風流な場所にいながら、我々が話していた事はあまり風流ではなかった。スティーブン・キングの小説(洗面台の排水口から指が出て来て襲ってくるのと戦う男の話)についてや、Blue Octoberの歌詞で忘れられないもの("Hate Me"にある「君を愛しているのにただ傷つける事しかできない自分がいていっそのこと君のために僕をとことん嫌って切り捨ててほしい」という"Suicidal hate"~自滅的な憎しみ)についてなど。…お店の人はさぞかし怪訝な顔をしていたことだろう。

何はともあれ、しばらくはコジマ海老名店の3階でうちの会社のジャンバーを着てうろうろしているので、もし見かけたら声をかけてほしい。

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