なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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作り手との距離
2008-11-27 Thu 07:24
前の記事で紹介した『ルー=ガルー 忌避すべき狼』は、樋口彰彦氏によって漫画化されている。漫画版の方もすごく好きで、最近発売された4巻を書店に予約してゲットしたところだった。

樋口彰彦氏はホームページを持っていて、そこには連載のカラーページが載っているし、BBS(掲示板)とブログがある。BBSでは「面白かったです。身体を壊さないで頑張って下さい」という読者の感想が書き込まれ、作者自身が一つ一つ丁寧にコメントを返す。ブログでは「ただ今ちょこちょこと単行本作業をしています」といった日記や、「今日、新刊が出ました。主人公の名前が間違って印刷されているのはご愛嬌…。僕も前日に単行本見本で見てびっくりしました」といった近況が書かれている。

これはすごい。何がすごいって、作品の作り手をこんなに身近に感じたことは初めてだ。私は今までファンレターの類を書いた事はないけど、ネットサーフィンをしてブログにコメントを残すというのは何も特別な事じゃないのに、それだけで好きな作品の作者と会話できてしまうのである。

インターネットに慣れ親しんだ世代の作り手がこれからもどんどん増えていって、よく言われる「ユビキタス社会」、つまり”どこにでも遍在する”ことを可能にする情報ネットワークによって、こうして作者と読者の距離がぐっと縮まるんだなと思った。



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ネバダパーカー
2008-11-26 Wed 07:34
パーカーとはアメリカの大学生の必需品であり、UNRのキャンバスでは誰もが「NEVADA」「WOLF PACK」と入ったやつを毎日のように着ていて、まさに愛校精神の魂だと思う。

だからこそ、日本でよくファッションとして売られている”大学パーカーっぽいやつ”は絶対に着るまいと思っていた。なぜならば、それを着るというのなら私には本物の大学パーカーがあるし、本物の大学パーカーにはスクールカラーである紺色の地に白銀の「NEVADA」の刺繍が光っていなければならないからである。

しかし、正直言ってネバダパーカーはサイズが大きくてだぼだぼで、ちょっと着古していて、しかも色がかなり地味だ。濃い色のジーンズと一緒に着ると、全身紺色になってしまう。つまり、色も形もまったく可愛くないのだ。そこで、ついにもう少しファッション性のあるパーカーを買ってしまった。なんだか負けた気もするが、仕方あるまい。


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優男
2008-11-25 Tue 06:43

      jake gylenhaal cut

前の記事で、「いいことを書いてるけど、あのオジサンの固そうなお尻がイヤッ!」と抗議されたので、今度はいい男の微笑んでいる写真でも。

たれ目、ヒゲ、笑顔!

たまりませんね。



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寒中水泳と愛について
2008-11-19 Wed 04:38

     2 cut
              イギリスの極寒の海で行なわれた寒中水泳大会

最近めっきり寒くなった。

外に散歩に出掛けるにも億劫な寒さだが、借り上げ寮のマンションは気密性が良くて中はまだ暖かい。外の気温が一ケタでも中は20度ぐらいある。そういえば、リノの家では家の中で息が白いという恐ろしい現象が起きていたが、あれは氷点下の外気温に0度近くの室内気温だったと思えばいいのだろうか。


     7 cut


今日、こんな事を思った。

優しくされた分、自分も人に優しくしようと思うし、
愛された分、人を愛そうと思える。





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いたちごっこ
2008-11-18 Tue 04:57

         44349a5294f79-33-1.jpg


どんなに禁止ワードを設定しても、見つけてはすぐに削除しても、2~3日に最低1件はアダルト系の迷惑コメントが入って来る。最近は「美沙」など、投稿名にありがちな人名を騙るようになった。知り合いにその名前の人がいれば、その人かと思って見てしまう。

さっき消したばかりの迷惑コメントの投稿名は「吉田彰浩」。電話帳で全国の吉田彰浩さんを調べて、「何なんだこのやろー!」と電話をかけてやりたくなるような細かさである。

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アイドルたち
2008-11-17 Mon 07:11
             Jacob20Gyllenhaal3 cut

アイドルは漢字で「偶像」と書き表わされるが、的を得た言葉だと思う。アイドルが体現してるものは所詮、架空のものでしかないからだ。例えば、上の写真のジェイク・ギレンホール。この写真の彼は、渋くてクールで男らしくて、とても格好いい。しかし、当たり前だが彼は24時間こんな風にしているわけじゃない。さすがに毎日つまようじをくわえて眉間にしわを寄せているわけにもいかない。彼がポーズして見せたこの格好よさはあくまでポーズで、見る人間の「こういうものが格好いい」という理想を投影しているだけだ。

今は自分自身が偶像(アイドル)となった人たちにも、かつては憧れた偶像がいたはずだ。自分自身が大衆からアイドルともてはやされるようになった時、彼らはそれを思い出してどのように感じるのだろう。たぶん、それは浮かれた気持ちというよりも、何やらもの悲しい気持ちになるのかも知れない。アイドルの偶像的な面(=大衆が見て熱狂している面)は一瞬だけの作られたもので、本質的な所ではどこも強くも格好よくもなくて、普通の人と何ら変わらないということを自分を通して知るからである。

I try to think of all the people I look up to,
or growing up who would I be.
Now, the twisted part;
where'd all my idols end up?
...they all passed away.
(Blue October "Chameleon Boy")

「僕はかつて自分が憧れた人々の事を思い出す。
大きくなったらどんな人間になろうかと考えていた。
さて、ここからが難しいところだ。
僕のかつてのアイドルたちは今、どうなったか?
…みんな、消え去ってしまった。」

しかし皮肉なことに、例えアイドルたち自身がそういう思いを持っていたとしても、彼らの存在自体が新たにアイドルを目指す者たちを生む。山の頂上に登ったところで何も見えないとしても、登頂者たちを見上げて、まだ登っていない人たちはそこを目指そうとするのだ。

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世代交代
2008-11-16 Sun 21:32
     amr0811071015010-p1.jpg
「ホワイトハウスのスタッフに礼を述べるブッシュ大統領」

     amr0811071054013-p1.jpg
「談笑するオバマ上院議員・次期大統領」


ブッシュってば任期の終わりを目前に迎えてすっかり毒気が抜けて、「アフガンを攻めろ!イラクを陥落させろ!フセインを倒せ!イランを空爆しろ!」と吠えていたワーモンガー(戦争狂)の顔は消えて、あとはただ引退とホワイトハウスから引っ越すのを待つのみのおじいちゃんになった。

アメリカ大統領というと、ホワイトハウスの執務室のデスクに両手をついて立っているケネディの後姿を撮った白黒写真を思い出す。静謐だけどケネディのスーツ姿の背中からエネルギーを感じさせる一枚で、とても印象に残っている。今は余裕の表情で談笑しているオバマが、次にその執務室の椅子に座る。

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レッドクリフ Part1
2008-11-15 Sat 03:20
隣の鈴鹿市へ出かけて、ジョン・ウー監督の「レッドクリフ PartⅠ」を観た。(いつの間にか2部作になったらしい。これが「PartⅠ」である事は、チケットを買って題名を読んでから知った。)

なかなか面白かったけど、これじゃリアル「三国無双」だよ。

関羽、張飛、趙雲など「三国志」のスーパースターたちが、どんっと出て来て大見得を切り、一刀振り回すごとに群がる敵兵を十数人ほど吹き飛ばしていく。彼らがずっと『真・三国無双』の無双発動状態で戦っているのを実写で観ていると思えばよい。そういう演出で良かったんスか?

字幕版で観たので私はそのまま元の音声を聞いていたのだが、諸葛孔明役の金城武の北京語がうまくて完璧だなと思ったら(彼は台湾訛りの中国語のはず)、どうやら全編吹き替えだったようだ。同じ理由で周瑜役のトニーレオンも部分的に吹き替えたらしい。メル・ギブソンなど芸達者な俳優は役に合わせて訛りも会得したりするが、それは難しかったのかしら。それでも金城武の孔明は顔立ち端正で、そのいい男っぷりには一見の価値がある。

基本的に私が「三国志」(正史じゃなくて演義の方)を読もうと思えないのは、劉備側を善とし、曹操側を悪としているからだ。本来、歴史には善も悪もない。それぞれがそれぞれの正義と欲望のために動いているだけだ。この映画でもその善悪の対比は取られていて、曹操は「大軍を支配しているけど誰からも嫌われている」と言われ、まるで悪の帝王のごとく描かれている。でも、そんな訳はないのである。「誰からも嫌われている」んだったら、彼の元にそんなに人が集まるはずがないのだから大軍が出来ようがない。彼は智にも勇にも優れた武将で一番強かったのに、いや、強かったからこそ後世の物語の中でそういう役回りにされてしまったのか。




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京極味アイス
2008-11-10 Mon 06:15
「おい神埜」
美緒はゴーグル越しに歩未を睨みつけた。
「何故あたしがあいつらを上に逃がしたか解るか」
歩未は不思議そうな顔で美緒の眼を見つめた。
「あのピストル馬鹿は下の階に行くからだ。何故下に行くか解るか」
「おい、都築―――」
「お前を上にやるためだ。行け神埜ッ」
美緒は歩未を階段の上に強く押した。
「都築―――」
「お前に心配されるほど馬鹿じゃねーよ。あたしは天才だ」
「馬鹿だよ」
歩未はそう言って階段を駆け上がった。
(731ページより)

アイスクリームは甘いものだと誰もが思う。しかし目の前のアイスクリームはしょっぱいかも知れない。最初はそのしょっぱさに驚くが、やがて塩味のアイスクリームも意外にイケると気付く。

『ルー=ガルー 忌避すべき狼』は、近未来の管理社会での少女たちの冒険を描いた小説だ。これを書いたのが「京極堂」や「巷説百物語」シリーズのあの京極夏彦だというのだから驚く。(そしてそれを知った後で、新書で753ページという本の厚さに納得する。)

この本は王道的なライトノベルであり、若い主人公たちによる若い読者のための物語だ。物語の王道とは、ずばり「友情・努力・勝利」である。(当然それは決して少年ジャンプだけのものではない。)この本で、14歳の少女たちは顔を合わせて話す事さえ少なくなった世界で関わり合うようになって「友情」を築き、子供という無力な立場を超えて事態に立ち向かおうと「努力」し、管理社会の頂点に立つ巨悪に「勝利」すべく戦う。その物語の面白さと痛快ぶりに拍手喝采を送ると共に、京極夏彦の引き出しの多さに改めて感心する。

もちろん探せばあちこちに京極印はあって、読者の腕を鍛える本の重たさや、他シリーズよりは平易だがまだ多めの漢字や、京極節炸裂の長い台詞による語りや、人間と世界の関わり方についてのうんちくや、主人公格の登場人物に重い罪を犯させることや、犯人の動機のグロテスクさなどなど。

このしょっぱいアイスクリームをおいしく食べた読者もいるし、やっぱりいつもの味の方がいいと思った読者もいるが、私はかなり好きだった。そして早く次のを食べたい。(続編予定!)京極夏彦の新しいものへと挑戦し続ける意欲は、クリエイターが大いに持つべき資質だと思う。

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A Black Man in the White House
2008-11-05 Wed 06:35
残業して家に帰り、まずテレビをつけてBBCニュースを観た。中東系の顔立ちのニュースキャスターは上目遣いのカメラ目線でこちらを見ながら、「バラク・オバマ氏が第44代アメリカ大統領に選ばれました」と宣言した。

私が最初にオバマの名前を見かけたのはまだアメリカにいた去年の冬で、授業から帰る時に家の向かい側(DCの歩道の横)に停まっていた車に貼ってあったステッカーにその名前があった。一目見てすぐに選挙のステッカーだと分かったが、そのあまりありふれていない、聞いた事のない名前にただ首を傾げただけだった。

今日、その彼が史上初の「A Black Man in the White House」を成し遂げた。マケイン候補の2倍以上の票を獲得しての圧勝だった。

テレビは続けて彼の勝利宣言を映す。
「我々は悩んでいた。本当にアメリカではすべてが可能になるのか?建国の父たちの夢はまだ生き続けているのか?民主主義の力はまだ存続しているのか?今夜、その答えが出された!」

それと重なるように、キング牧師の演説が流れる。
「私には夢がある!それはこの国に深く根ざした夢だ。いつの日か、この国が目を覚ましてあの独立宣言(「神の前ですべての人は平等に創られた」)の本当の意味を認識することを。いつの日か、人々が肌の色ではなく、その人の中身で判断される国になることを。」

これは本当に歴史的瞬間だと思った。

もし私がまだアメリカにいて、まだ大学に通いながら化学のストックルームでアルバイトをしていたなら、お客さんの来ない静かな時に、きっとこの話題でボスのハワードさんと色々な話をしたことだろう。彼は決して偏見を持たない人だったけれど、軍人の父を持ち、自らも州兵、ナショナルガード、海軍と軍隊に長くいたから、ひょっとしてベトナム帰還兵のマケインを支持していたかもしれない。久し振りに彼と会って話をしたくなった。

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シュワちゃんのねらいうち
2008-11-01 Sat 08:53
今住んでいる会社のマンションは最初からケーブルテレビが入っていて、私も毎月そのお金を払ってケーブルテレビの番組を観ている。ほとんどいつも観ているのはキッズステーションのアニメだが(オイ)、英語が聞きたくなってBBCニュースやヒストリーチャンネルも観る。

そのBBCニュースのコマーシャルには”各国のCM”なんてものもあるのだが(「Malaysia, truly Asia」や「Incredible! India」など)、この前カリフォルニア州のCMをやっていた。しっかりシュワルツネガー州知事のご登場もあり、しかもその決め台詞にびっくり。

(ケーブルカー、フィッシャーマンズワーフ、クラムチャウダーの映像)
「カリフォルニアといえばこれらがあるけど…」(英語)
           ↓
(ヨセミテ国立公園の森林やハーフドームの映像)
「こういう場所もあるんです」
           ↓
(笑顔満面のシュワちゃん登場)
「カリフォーニア、なんでもアリフォーニア!」

…え~~!!BBCで日本人観光客をねらいうち!?
ターゲット限られてるな、おい。

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