2008-02-16 Sat 07:58
「なんと面妖な」。ちょっと堅苦しいはずの「侍言葉」が若い世代で静かな人気を呼んでいる。メールの文章変換サイトでは「武士語」にアクセスが殺到。(中略)今、なぜ侍言葉なのか。日大の田中ゆかり教授(日本語学)は、「ギャル語など女性的なものが出尽くした感がある中、侍言葉の重くて男性的なノリが新鮮に映るのでは」と分析する。
(産経ニュース 2月16日) 新鮮…。そうね、確かに「致し候」とか言ってる茶髪のにーちゃんがいたら新鮮だわ。でも今の世間も流行も、要は”新鮮”であれば何でもいいんだなと今さらながらに実感したりする。だから色々なブームが短期間でやってきては去っていくの繰り返しなんだなと。 人も同じで、小泉さんとかホリエモンとか亀田兄弟とか、わーっと騒がれて人気になって、本人たちがまだそれでいい気分になっているうちに世間に見捨てられて没落するというパターンが多い。ただ人がものと違うのは、人間の場合はそれからも人生が続いていくことだ。一度注目を集めてもてはやれる事を経験してしまった人は、その後それを失ったというだけで惨めな思いをするかもしれないし、周りの人が哀れみと蔑ずみをもって自分を見ているという観念にとらわれるかもしれない。そういう人たちが再び心安らかな一般人に戻れるのかどうか、気になるところだ。 個人的に言えば、そういう人たちがそうなったのは「もてはやした世間」と「もてはやされて調子に乗った本人たち(あるいは世間の薄情さを忘れた無用心さ)」が半分ずつ悪いと思う。すべては、絶えず”新鮮なもの”を求めてさまよう薄情でいい加減な群集の興味の産物だ。 スポンサーサイト
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KYとかが流行ってるかと思えば今度は侍言葉…
日本人って不思議ですね;; 新鮮なものには時間的な限りがあるから いつかは新鮮じゃなくなる。。 みんなが同じ方向に行こうとするのが不思議ですね。 流行の元になってる日本人の習性なんでしょうか… 2008-02-17 Sun 12:19
URL | kyokocat #-[ 内容変更]
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kyokocatさんへ
確かに不思議。そして滑稽。 うちらみたいなアメリカにいる日本人コミュニティーにまで日本の移ろいやすい流行が届くんだからすごいよね。 絶えず新鮮なものを求めていたら、そりゃ落ち着いてはいられないわけだね。人の生き血を求めてさまよう吸血鬼みたい。血を吸ったら相手は死んじゃうからまた探さないと、みたいな。手に入れた途端にまた新しいものが欲しくなるんだから、永遠に満たされないのかもしれない。 2008-02-17 Sun 19:02
URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
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