なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
belongすること
2008-08-17 Sun 08:58
お盆休みの12日から15日にかけて、愛知に住む友人の家族と一緒に彼女の父方の実家である福島県会津へ行ってきた。親戚が集まる中、部外者ながら温かく迎えて頂き、友人からかねて予告されていた(笑)ご馳走と共に三日間をとても楽しく過ごした。

そこは山間にある集落で、麓を流れる只見川の水面に映える緑豊かな山々がとてもきれいだった。人々が代々住んできたその集落ではまさしくeveryone knows everyoneで、友人の苗字はかなり珍しい方なのにそこではその同じ苗字の家が並び、友人の紹介曰く「こっちはじいちゃんの兄弟の家、あっちはばあちゃんのいとこの家だよ」といった具合だった。美しい山と水、自給自足のできる生活、共同体としての地域。「ここに住みたい!」と私と友人の弟が言う中、友人は「え、私はいいや」と言っていたが。

もう一つ印象的だったのは、毎年8月13日の夜に開かれているという「十三日会」だった。麓の旅館の座敷で親族一同が集まって夕食をとるのだが、座敷でお膳を頂くという事自体が初めてだったので感動した。おまけに入り口には大きな七輪があって、竹串に刺した魚の塩焼きがぐるりと炭火を囲んでいた。なんと風情のあることか。十三日会ではまず友人の祖父が席を指定し、全員が着席すると今年の会のあいさつを述べる。それから祖母が孫たちに渡す「盆小遣い」の包みを取り出し、一人一人を前に呼んで包みを手渡しながら言葉をかけた。それらが済むと宴となり、大人は大人で酒を飲み、子供たちはトランプをしたりする。運ばれて来るお膳と地酒の美味さにそれぞれが舌鼓を打ちつつ、宴の夜は更けていった。

この伝統ある十三日会に参加させて頂いた後、私はbelongするという事について考えた。ニュアンスとしては、共同体に属する、あるいは系譜に連なるといった意味だ。単純にその時に思ったのは、「ああ、きっとこの家の子供たちは非行に走ることはないだろうな」という事なのだが、それはなぜだったのか。きっとこの十三日会は各々の参加者、特に若い者たちに自分が所属すべき共同体、連なるべき系譜をはっきりと意識させる意義があるのだ。そして、自分が確固としたものにbelongしていると思える時、そこに揺るぎない絆が存在する事を信じられる時、人はそれによってしっかりと支えられ、またそれに恥じないように生きようと背筋を伸ばすのだろう。

これは「田舎の人は純朴で温かくて都会の人は冷たい」という単純な二元論ではなく、人がまっすぐ生きていくためには何が必要で、そのためには何が出来るかという彼女の親族たちの信念と行動の結果であり、それを垣間見る機会を与えて頂いた事に感謝している。

スポンサーサイト
別窓 | 考えてみると | コメント:2 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<北島選手のインタビュー | 紅炉一点雪 | 叩けば直る>>
コメント
なんかまた小難しい事言ってるー。
要は「楽しかった。ビバ会津★」ってことでしょ?笑。

Sさんとも話していた件のブログ、作りました。
http://cafe-mampuku.seesaa.net/
とうもろこしの写真、撮っておくんだった!!

2008-08-19 Tue 01:16 URL | ayumi #NYOp8AMs[ 内容変更]
ayumiさんへ

小難しい事を言ってほめているんだからいいじゃないか。
でも本当にそう思ったんだよー。
実際に非行に走った子はいないっしょ?(笑)

ああ、件のブログね。
ちゃんとお店の住所とか営業時間も書いてあって、
情報系ブログとしていいんじゃないでしょうか。
グルメ記者になる練習だと思ってやんなきゃね。

うん、予告通りとうもろこしはとってもおいしかったよ。

2008-08-19 Tue 23:21 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
∧top | under∨
| 紅炉一点雪 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。