なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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休養と映画
2009-02-26 Thu 05:21
初めて体調が悪くて会社を休んだ。良く寝て、消化に良いものを食べて、窓から差し込む午後の日差しに暖まりつつ、借りた映画のDVDを観ていた。

映画は、ダニエル・デイ=ルイス主演の『There Will Be Blood』。20世紀始めに石油王となった男の話。『Gangs of New York』に続き、彼にはアメリカ開拓時代の冷酷で欲深い野心家という役がよく似合う。時代掛かった口髭のある風貌もそうだが、彼はあの独特な「頭の回転が早いが短気な癇癪持ち」の様子を仕草で表すのが実に上手い。

ダニエル・デイ=ルイスの名演は良かったが、映画の内容はまあまあだった。「石油を掘り当てた事によって欲に狂って破滅していく主人公の姿に圧倒される」というような紹介がジャケットにあったが、主人公のダニエル・プレインビューは最初から他人を全く信じず、ただ強欲を信奉するような人物だったので、段々と狂っていく過程を楽しみにしていた私にはその点でつまらなかった。(あと、作品の随所で使われる、サイレンの音のような弦楽器の長い不協和音のBGMが恐ろしくも印象的だった。)

私が大好きなスティーブン・キングの短編「しなやかな銃弾のバラード」(The Ballad of Flexible Bullet)にある、少しずつ“私(書き手)”の精神を侵食していき、本人にも止めようがないぞくぞくするような狂気を期待していたのだが、映像作品でそれを表現することは難しいかもしれない。話は逸れるが、キングの短編はマジでおすすめである。その作品が収録された短編集「神々のワードプロセッサ」(Word Processor of the Gods)にはもう一つの名作「ジョウント」(The Jaunt)もあって、中学生時代の私がキング作品にのめり込んでいく手助けとなった。またそろそろキング作品に手を出そうかしら。



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