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「ミスト」鑑賞
2009-03-04 Wed 07:05

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スティーブン・キングの短編集「骸骨乗組員(Skeleton Crew)」に収められている中篇「霧」を原作とした、「ミスト(The Mist)」という映画を観た。映画化されたのは知っていたし、思い入れのある作品だったし、何より監督が「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」のフランク・ダラボン氏なのだ!これは観るしかあるまいと借りて来た。

映画版の「霧」の感想は、賞賛の「おーっ!!」と驚愕の「えーっ!?」が半々だった。

賞賛すべきはこの作品の核とも言うべき心理面の描写で、外には真っ白な霧と人食いの化け物ども、中には閉じ込められた人たち。何をすべきかで喧々諤々、各グループで対立し、(たまたまいた)狂信者が「神の怒りだ!裁きの日が来たんだ!」と喚き、(たまたまいた)弁護士が「化け物だと?そんなものを信じるに値する根拠がない!」と理論を振りかざす。外部との連絡が一切取れず、何が起きているのか全く分からない状況で、人々の理性は消耗し、偏った理論を声高に叫ぶ人間に扇動されて行く。そして、それによって起こる宗教裁判じみた暴力と殺人。極限状態におかれた人間の醜悪さこそが、キング作品の根底を流れるものだ。

驚愕すべきは、そのラストだった。観てほしいのでネタバレはしないが、原作とは大きく違ったインパクト(というか何というか)があった。原作は映画版のラストのかなーり前の時点で、ほのかな希望の光を残して終わるが、映画の方はそれを徹底的に突き詰めていて、なんつーかとにかくすごい。そんなのアリなんですか、ダラボン監督ー!!

やっぱり、先週の土曜日は「ラヴァーズ・キス」じゃなくてこっちを観るんだったな。



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