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アニメ主題歌にみる変化
2009-03-14 Sat 23:14
tokiwokakerushojo.jpg
「時をかける少女」絵コンテ No.162

キッズステーションでは、最近の新しいアニメと昔の作品(「侍ジャイアンツ」、「ヤッターマン」、「空手バカ一代」など)を同時に放送していて、それらを脈略なく見ていて気付いたことがある。

真っ赤に燃える 王者のしるし
巨人の星を つかむまで
血の汗流せ 涙をふくな
行け行け飛雄馬 どんと行け
(巨人の星)

仮面にかくした正義の心
ドロンボーたちをぶっとばせ
おどろくほどに強いんだ
ヤッターヤッターヤッターマン
(ヤッターマン)

これが昔の作品の主題歌の歌詞だ。主人公の名前を直接歌いこむ、主人公についての描写が歌詞の主題などの特徴があり、内容は比較的単純である。


“将来の夢”の欄に書いた あの頃の俺から何年たった?
現実と理想の狭間揺らいだ 情熱の炎も消えかかった
覚えていますか?昔は確か かすかな希望に全力出した
明日のために生きてました その気持ちどっか忘れてないか?
(交響詩篇エウレカセブン)

あの頃のまま夢の途中で 未だ叶えられずにいるんです
もしかしてここがもう終点? 
なんて弱音を吐いてしまいそうな日もある
でもその度に思い出す 流れ星を探したあの星空
小さい頃の願い事は今 昔も変わらないまま
(ナルト疾風伝)

自分がいるところを いつも仮の場所だと
逃げて逃げて 夢の世界へ 君の声を抱きしめる
友と恋と裏目に出る純粋が
青い自意識を きりきり痛めつける
(銀魂)

そして、こっちが最近の作品の主題歌の歌詞。「あの頃」とか「夢」とか「青春」などのモチーフが頻繁に使われ、明らかに想定している聴き手の年齢が違う。「あの頃」の真っ只中を生きている人間(=子供)には、「あの頃」へのノスタルジーなんてものは存在しない。アニメの主人公の役割は、子供たちが将来なりたい姿の理想を投影するものから、もう大人になってしまった人間が昔へのノスタルジーを投影するものに変わったように見える。

つまり、「巨人の星」の時代と現在を比べると、アニメを見る人間またはアニメ作品が対象とする年齢層がどんどん高くなり、昔は子供のものだったアニメ作品が今やすっかり大人のものになった。これはアニメ文化の成熟だと言うことができる。しかし、文化的進化論として、成熟したものはやがて衰退していく。次に隆盛する文化のゆりかごとなって。



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