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『塗仏の宴』 読了
2009-10-17 Sat 03:06
京極夏彦著 『塗仏の宴』(宴の支度/宴の始末)を読み終わった。いつもは文庫版なのだが、これは本文が上下二段書きの講談社ノベルズ版で読んだ。シリーズ最長作。

これが京極堂シリーズのシメかと思えるほど、今までの作品の登場人物たちがどんどん出てくる。内藤、美馬坂博士、増岡弁護士、朱美、織作茜、羽田隆三、岩川真司。台詞で触れられるだけの人から、一章の語り口になる人、果ては事件の主役になる人から事件を解決させる人まで。あのぐだぐだだった内藤が、最後にはかっこいい台詞を残す。

対して、新登場したのは妖怪研究仲間の多々良勝五郎、そしてすべての黒幕・堂島大佐。この堂島大佐がすごい。京極堂の軍隊時代の上司らしいのだが、「中禅寺――貴様が離れたことは返す返すも残念に思う。どうだ。今からでも私の許に戻らぬか」となんとも京極堂に執着の様子。

晴明桔梗の五芒星を白く染め抜いた黒い羽織に、赤い鼻緒の黒下駄という出で立ちの京極堂に対抗して、六芒星(いわゆるダビデの星)のついた羽織に白い着物という堂島大佐。きわめつけには、「この世には不思議なことしかない」と京極堂の有名な決め台詞をそのまま裏に返した台詞を言うあたり、彼の京極堂へのラブコールには拍手を送りたくなる。

『塗仏の宴』が出た後、しばらく次回作が出なくて、まさか本当に京極堂シリーズが!?とも言われたが、しばらくしてから『陰摩羅鬼の瑕』と『邪魅の雫』が出ているので、めでたしである。







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