なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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Just a Dream
2011-03-22 Tue 23:25
三重でいつもの毎日を送っていますが、日々報道される東日本の惨状とか、短期的にも長期的にもどうなっていくのか見当がつかない状況とか、この国にいる外国人が多かれ少なかれ直面している帰還問題とか、ある程度のスパンでの行動計画を決めなければならないこととかを、ある時は目まぐるしく色々考えつつ、それでもやっぱりただ日々を過ごしつつ。


謙さんの『インセプション』を観ました。やっぱり「メメント」の監督だけあって、抜群に奇抜なコンセプトと“愛するゆえの痛み”といったテーマ性が素晴らしい。しかし、どうせなら「鋼の錬金術師」のように、徹底的に夢の中という設定を生かしたアクションにすべきじゃなかったか?夢の中で普通にカーチェイスしたり、銃撃戦したり、あげくには地味に格闘してどうする?どうせなら思い通りに空間をばんばん折り畳んで、ティッシュのように敵ごと包んで捨ててしまえ!というのは思ったけど。ま、アーサーが格好良かったのでよしとしよう。(←チョッキを着た紳士が好き)

これはきっとテーマ的につながりがあるだろうと思って、遅ればせながら『パプリカ』を借りてきて観た。監督の今敏氏は去年の8月に夭折された。うーん、林原めぐみの演技が素晴らしい。…ってそこじゃなくて。見比べたら、そんなにつながりはなかった。なぜなら、“夢”のイメージが両作品でかなり違ったからだ。『パプリカ』では夢は現実の物理法則にとらわれない世界で私のイメージに近かったが、『インセプション』では他人と同時に体験できる共有フォルダのような意識を指していた。実際はどちらか?それは、夢を見ている本人に聞いてみなければわかるまい。

もう一つの収穫は、『パプリカ』の音楽やエンディングテーマを手掛けている平沢進を知ったこと。なんだこの音楽は~!と久々に思った。EDの「白虎野の娘」という曲だが、エレキトリックな楽曲でありながら、民族音楽のようなリズムを刻み(最初絶対に沖縄民謡がベースだと思った)、そして平沢氏本人の透明な声質が相まって、素敵に洗脳される。そして歌詞がとにかく芸術的。(決して意味不明と言ってはいけません。)音に遊び、言葉に遊び、幸せな表現者である。


あれが夢で見せた街と影の声がささやいた
来る日も来る日も幾千の分岐を超えた時
暗がりの賢人が捨てられた日々を集め
海沿いに海沿いに見も知らぬ炎を躍らせた

ああ マントルが饒舌に火を吹き上げて
捨てられた野に立つ人を祝うよ
ああ 静かな静かな娘の視野で
ああ 見知らぬ都に灯がともりだす

平沢進 「白虎野の娘」より






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<<ろーそく | 紅炉一点雪 | 東日本地震>>
コメント
私も某げんらんさんの影響で(←某じゃない)結構前にパプリカは観ました。
映像も音楽もとても綺麗だよね。
懐かしくなって検索したらまた音楽が頭から離れなくなった・・・。
パーフェクトブルー、千年女優、パプリカ、東京ゴッドファーザーズの順で今さんの作品は見たけど、
「東京・・・」だけあらすじの最後が思い出せない。ちゃんと観たんだけどなあ。
もうこの人の作品は観れないのは本当に残念です。
2011-03-23 Wed 15:44 URL | あゆみ #-[ 内容変更]

あゆみさんへ

私もげんらん氏の布教を思い出しつつ…。
冷蔵庫たちのパレードのシーンでかかる曲とか、
サラリーマンたちが笑顔で落ちていくところとか、
なんだあのシュールでしかない陽気さは。

千葉と時田のラブストーリーだったというのも驚き。
平沢進曲はしばらく頭を離れなさそう。

2011-03-23 Wed 21:49 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
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