なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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しつこいフィットネス
2007-05-05 Sat 07:07
フィットネス(Fitness)と言うとレオタードを着たおねえさんが運動しているイメージだけど、生物学ではそれは「その生き物がどれだけ健康に生きてどれだけ子孫を残したか」を測る物差しのことだ。フィットネスが高い個体ほど成功してるのであって、すべての生き物はより高いフィットネスを目指して進化している、らしい。

そもそも生物の授業を聞いていると、事あるごとに「Reproductive success」=「生殖的成功」とゆーのが出てくる。それはもう禅問答における「鯉魚」の一言のごとく、すべての動物の行動はこの一つの原理で説明できると言っても過言ではないぐらいだ。

今学期は鳥類学をやっているので鳥の例で言うと、ウロコから羽に進化したのも、鳥が飛ぶのも、鮮やかな羽も、鳥が鳴くのも、一夫多妻制なのも、逆に一妻多夫制なのも、他人の巣に卵を産んでその巣の雛を殺すのも、一夫一婦制なのに実はお互いこっそり他で交尾をするのも、全部とにかく「Reproductive success」のためだという。

これを自分に当てはめると、不思議な思いがする。「とにかく早くたくさん子供を生まなきゃ。できるだけ多く自分の遺伝子を残さなきゃ。じゃなきゃ生きている意味がないわ!」なんて私は思ったことがない。人間の世界において、そういう時に使われる言い回しはむしろ「独り身だと年を取ったら寂しいよ」などで、「あなたの生殖的成功がなくてもいいの!?」なんて言わない。

これは人間が少々変質してしまったのか、それとも生物学者が何でもかんでも「Reproductive success」で説明しすぎなのか…。

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コメント
人間は動物としてはちょっとおかしいのかもしれませんね;;
私も年取ってから一人なのは寂しいし子どもは欲しいです。。
2007-05-06 Sun 03:19 URL | kyokocat #-[ 内容変更]
kyokocatさんへ
なんだろうなぁ。
これだけ人間がいるんだし、種の繁栄のためにというわけでもないしね。

確か君は子供好きだった印象があります。
まぁ子供の前に相手探しとか結婚とか色々あるけど、応援してます。(笑)

2007-05-06 Sun 16:15 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
応援されちゃった笑

結構周りからは子ども好きそうじゃないと言われるんですがね;;
実際はめっちゃ好きですよ☆
反応見るのとかvv

とりあえず頑張りま~す(何をって感じですが;;
2007-05-06 Sun 19:28 URL | kyokocat #-[ 内容変更]
明らかに後者だと思います。
生物学者たちが、この大自然の営みのすべてを設計して、存在させたのでない限り、それらについての正しい説明を出来るはずがありません。
 少し前に、面白い場面をテレビで見ました。
 ある作家の作品が教科書に載って、その中で国語的にその意味などの解説がなされていました。それに対しての作家のコメントはこうでした。『へぇ、そうなんだ』・・・!
 文章で書かれたものでさえそうであるなら、まして自然界の意図など、その一部に過ぎない人間が説明できるでしょうか・・・?  その理由で、私は後者だと思います。
 自然界は、私たちを幸福にするものや、利用して楽しめる材料や、癒されるもの、おいしいもの、とにかく良いもので満ちていますよね。危険といわれるものでも、それらには必ず何かの効用が発見されています。海流や空気の対流、水の循環、それらの地球規模のダイナミックなシステムは、ずっと私たちの地球を浄化し、植物を育て、私たちを生かしてきました。それらは信頼できるシステムでした。
 破壊や崩壊は人間から始まっています。その原因は、自然界に対する知識の少なさと、人間の貪欲さにあるといわれています。
知識がないのに、はかりごとを推し進めてしまうことや貪欲さの原因はどこにあるのでしょうか・・・。
 私は、人間が勝手に作り上げた、それぞれの存在に関する定義の低さのせいではないかと思っています。特に生物学者たちが、人間を動物と同レベルにおいているからではないかと思います。人間と動物には、明らかに大きな、大きな、大きな隔たりがあります。動物には生きていくための本能がはじめからプログラムされていますが、人間はむしろ自分でプログラムしていかなければなりません。どう生きるか、どう考えるか、どのように人と関わっていくか、どう育てていくか、どのように住まい(地球)を大切にしそこから恩恵を受け続けるために管理していくか、などなど。謙遜に慎み深く学んで行くべきことだと思いますが・・・学者たちは主に書物からまなんで行きます。実験データはしばしば捏造されます。大切なのは、真理よりも自らの理論です。
 そして、今のところ主流とされている論理や定義を、正しいものとして教えていきます。
 そのようにして、人間というのは、動物から派生した、ちょっとばかり高等な動物にすぎないと生物学者たちが教えるので、動物と同じライフスタイルしかもてなくなるのです。生まれて、成長して子供を生んで死んでいく・・・。鳥は虫を食べ空に住み、それなりに生活を楽しんで死んでいく。魚はプランクトンを食べ水に住みそれなりに生活を楽しんで死んでいく。人間はあらゆるものを食べ地に住み、それなりに生活を楽し・・・めず、知性があるだけに悲しみや苦痛も多く、悲嘆のうちに死んでいく・・・。これでは、実際には動物以下ですね。
 人類全体が、何かひどく大きな勘違いをしていると思います。
 もちろん、本当に正直で、誠実に自然界に向き合っていらっしゃる生物学者もたくさんいます。私はその人たちから、多くのことを学びました。その方たちは、前述の学者たちの足元の雑草のように目立たない存在ですが、納得できる矛盾のない論議をお持ちです。ゆにんさんの書かれているものを読んでいると、素直で正直で、知的なので、なんとなく雰囲気が似ていると思います。
 私はゆにんさんの、その的確で素朴な疑問がとても好きです。穏やかなよい人格から出ていると思えるからです。
2007-05-07 Mon 12:23 URL | mega #mQop/nM.[ 内容変更]
後者という書き方はおかしかったかもしれませんね。人間の変質もないと思います。
2007-05-07 Mon 12:31 URL | mega #-[ 内容変更]
Chiakiです。久しぶり^^ふら~っとゆにんのブログを訪れました。ら、結構過去の記事なども一気に読んでしまいました。ってことで、私のブログにリンク貼らせていただいてもいいですか?
2007-05-08 Tue 15:23 URL | Chiaki #-[ 内容変更]
kyokocatさんへ
たぶん私は君本人から子供が好きだと聞いたような気がする。
反応かぁ。確かに子供の反応は予想不可能なところがあるけど。
私は子供は無邪気に残酷なところが苦手だったりする。
あと自分の小さかった頃を思い出したりしてしまう。
あ、別に人に言えないような子供時代とかだったわけじゃないんだけどね。

2007-05-09 Wed 17:48 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
megaさんへ
その「勝手に作り上げたそれぞれの存在に関する定義」をきっちり教える事が教授たちの義務であるわけですね。そして、それをきっちり教わる事が私のような生物専攻の学生の義務であるわけですが、それを踏まえた上でmegaさんの意見を読むととても耳が痛いです。

真理よりも自分の理論を大事にしているようにしか見えない学者たちも、一応は真理を目指して理論を組み立てているのだと思います。ただ、真理というのは人によって違いますから(その時点で唯一無二であるはずの真理はもう真理ではないのですが、人の数だけ思考の数があるので仕方がないのでしょう)、理論を唱える者は自説の固守に徹せねばなりません。科学とは一見公平な基準で進められているように見えますが、いくつもある事実の中から理論の実現にふさわしいものに重きを置いて選んで証拠とする事が多々あります。それが極めて原則的な科学のやり方でもあるのです。実験データの捏造と言うならば、多かれ少なかれそれは捏造であり、時に内容をも変えてしまう詭弁でもあります。それはまた、主観的にしか物事を考えることのできない人間の限界であると思います。

私が将来生物学者になる事はないと思いますが、この専攻から科学のやり方とその限界を学びました。もちろん、そこから生まれる可能性もあります。megaさんの言うように人間が大きな勘違いをしているのならば、理論的勝利を勝ち取らねばならぬ科学のあり方とは違う方法で、自然界や他の生き物について考えなければならないのでしょう。

2007-05-09 Wed 18:11 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
Chiakiへ
おお~、元気にしてるかい?
ブログを見に来てくれてありがとね。
もちろんですよ、リンク大歓迎ですよ。

でも私は君のブログを知らない気がする。
もし一度教えてくれた事があったならごめんよー。
そしてもう一度教えてください…。

ぺこり。

2007-05-09 Wed 18:22 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
ありがとう!これからリンク貼り作業に取りかかります。http://blog.goo.ne.jp/chiaki0218/は私のブログなんで、よかったら見に来て。ハワイでの生活を中心に書こうと思ってOPENしたはずのなのに、いつのまに思想家と化してたするんです。つっまんないことがぎ~~~っしり書いてるよん笑
2007-05-10 Thu 12:17 URL | Chiaki #-[ 内容変更]
Chiaki へ
ぬおお、すごい、君がこんなブログを書いていたとは。
私の好きな文章です、かなり。
というわけで、私もリンクを貼らせてもらっていいかい。

そっか、もう卒業なんだ。おめでとう!
すべてが終わった時のうれしいような寂しいような気持ちがリアルに想像できた。
そう思うって事は今まで力の限り頑張ったって事だから、誇るべきだと思う。
私もそう思えるように精一杯頑張らないとなぁ。

なんか今ハワイでバイリンガルの人材が足りてなくて需要が多いって聞いてさ、一緒にダイビングのライセンスを取ったあゆみちゃんと「OPTでハワイで働きながらダイビング三昧」という極楽の日々を夢想してみたり。
実際にハワイにはjob oppotunityが多いの?
それが本当だったらかなりハワイに行きたい!!

2007-05-11 Fri 03:59 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
ゆにん。返事ありがとう。卒業のお祝いの言葉も本当にありがとう。なんだかこの"Comment"っていう場が掲示板化してて面白くなってきた笑 ブログも見てくれてありがとうね。私も久しぶりにゆにんのブログに来て見たら、面白くてガ~~~~と読んでしまったよ。ゆにんの文章はおもしろい、とても力強い、そして素直だよね。好きだよ、君の文が笑 

ハワイはねえ、私はどこの州よりもバイリンガル多いと思うんだけどなあ笑 ただ、ホノルルにはやっぱりたくさんの日系企業も進出してるし、観光客も多いから、tourismは盛んです。ワイキキなんかは「ここは日本か?」と思わざるをえない場所になってますから。本当に、ethnically diverseな世界ですよ。でも私はね、ハワイとアメリカ本土は区別してるんだよね。かなり違うと思うし、別の国・・・まではいかないかもしれないけど、一つの州とはいえ、文化的にはたいそうな違いがございます。ダイビングか~いいな!こっちではダイビングやってる人たくさんいるよ。私はシュノーケルで精一杯だけど笑 Finding NEMOに出てくるようなキレイな魚ちゃんとでっかい海亀がいっぱいだよ~☆☆☆
2007-05-11 Fri 13:16 URL | Chiaki #-[ 内容変更]
言いそびれました。リンク大歓迎です。いつでも私のブログに来てね~^^因みに私はもうちゃっかりゆにんブログのリンク貼ってますので笑
2007-05-11 Fri 13:17 URL | Chiaki #-[ 内容変更]
Chiakiへ
あ、ごめん、もうリンクを貼ってた…。これから宜しくー。
私の場合、結構コメント欄が掲示板化するって事はあるなぁ。
議論が続いちゃったりしてさ。

そうだよね、かの昔から日系移民が山ほどいるハワイだもんねえ。
そんなにバイリンガルが足りないなんて事はないか。
観光方面は興味あるけど、職業にはしないかも知れない。
かと言って、生物の学位を活用できるものに就職できるとも思えないが…。

とりあえずハワイには絶対ダイビングしに行きたい!
死にそうに寒かったタホを辛抱したのも、その先にあるもののためさ。

やっぱりハワイはアメリカ本土とは違うんだね。
ハワイの人たちも区切って考えてるのかな。
なんかさ、ハワイとアラスカってちょうど沖縄と北海道みたいじゃない?
北と南で、本土から離れてて、先住民族がいて、自分たちの文化があって。
面白い符合だなーって思った。

2007-05-11 Fri 18:23 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
懲りずにまたコメントしてます笑 私は本土からハワイに来てすごく安心できたのね。本土では白人主義みたいなのを感じたけど、ハワイにはmajorityってものが存在しない。みんながminority....いやみんながmajority...どっちなんだろ。日系人は多いけど、私と同年代の人たちは大抵4世なので、彼らは自分たちをアメリカ人と名のるしね。ほんとにアラスカとハワイって北海道と沖縄。以前教授に、日本は小さい小さいとみんな言うけれど、実は長さにしてみるとそうでもないんだと教えられたことがある。日本の北方領土からずーっと沖縄の最南端の島までの距離っていうのはアメリカの最北から最南までのそれとそんなに変わらないんだって。なんだかすごく似ている気がする。アメリカ本土には文化っていうのがあまり存在しない気がするけど(歴史、文化の深い国を知っていると余計に)。ゆにんの新しい記事が読みたいなー。またコメント連続投稿します笑 
2007-05-11 Fri 18:51 URL | chiaki #-[ 内容変更]
Chiakiへ
私はこっちでそこまで明確に白人主義を意識した事はないけど、君がハワイに行って安心したというのは、やっぱりそれだけ実はそういうものがあるという事なのかもね。それともアメリカはそういうのが当たり前だと思っているせいで、自分では気付かないのかな。

うんうん、確かにハワイの方がこっちより人のバリエーションが多そう。バリエーションというよりも比率の問題か。「大多数」のグループがないなら、自分が少数派だと思う必要もなくて楽そうだ。本土はまだまだサラダボールっぷりが足りないな。


新しい記事、アップしました(笑)
記事には書いてないけど、受け取りを拒否された人も法案を作った議員も黒人の人らしい。なんかそこで連帯感がある気がする。でもその連帯感が、別の人種グループ(この場合の中国系とか)に向けての敵意にならない事を祈る。

2007-05-11 Fri 19:51 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
俺、生物メジャーじゃないけど、UpperのBiologyのクラスいくつか取ったから、覚えてるわー。
なんか、それって、進化論に対するよくある勘違いらしいよ。別に、個々の個体が「できるだけ多く自分の遺伝子を残さなきゃ。」って思ってるわけじゃなくて、「結果として」そういう性質を備えた個体が多く生き残って、子孫を残して、その種の中での割合が上がっていって、、って今に至るっていう事なんだってさー。
俺も最初ちょっと混乱したから、ちょっと親近感。。
2007-05-17 Thu 08:13 URL | Y #-[ 内容変更]
Yへ
君は生物メジャーじゃないどころか、ある意味それから最も遠いメジャーじゃないか。
まあ、私も生物メジャーで「西洋近代戦争史」とか取ってたからいいけどね。

確かに単純により子孫を残した固体の遺伝子がより多く残るわけだから、別にそれを目指して生きていなくても結果としてそうなるってだけなのか。
今学期は進化論にフォーカスした必修のクラスと、Biology Upper Electiveに鳥類学を取ってたんだけど、進化論のクラスの方はもうちょっと複雑な説明をしてたよ。鳥類学の先生が単純化しすぎてたんだな。

それでも説明の方向は大体同じだったような気もするが…。
うーん、親近感を感じてくれてありがとう。

2007-05-18 Fri 12:43 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
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