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音楽と生
2007-05-25 Fri 03:42
小説家と哲学者には自殺と発狂死が多いと言う。生きている間中考えすぎて、“果て”に行き着いてしまうからだろう。それと同じ仕組みかどうか知らないが、音楽をやる人間にもその傾向はある。特に今では、その匂いをほのめかす曲も多い。それは退廃的という一つの芸術的エッセンスだとも言えるが、それで音楽を作った人間も聞いた人間もそれに影響されてしまうのか。

先日、知り合いとニルヴァーナの話をしていた。カート・コベインがショットガン自殺をしたのは1994年だった。月並みなコメントだが、「偏執的なリフの繰り返し」や「静かに重いローと病んだハイ」が頭に焼きつく曲だった。しかし今なお忘れ去られない音楽を生み出した。今でも時折ラジオにかかる。カートの歌詞はひどく退廃的で、死の匂いが強い。

この前CDを買ったBlue Octoberの「Into The Ocean」も、「Into the ocean, end it all」と繰り返される。バイオリンや胡弓などのストリングスが奏でる柔らかで明るい曲だが、「さあご飯を食べに行こう」と言うぐらいの自然な調子で「さあ早くすべてを終わらせてよう」と「僕」へ海に向かう。"その匂い"は、今や音楽の一部分だと思った。

ニルヴァーナの音楽を体現するようにショットガンで自分の頭を撃ち抜いたカートは、徹底的に自分に嘘をつくことをせずに生きたと言うべきかも知れない。しかし、その匂いに音楽や文学で酔って楽しむのはいいが、自分のためにも周りのためにも、実際にはそうならないのが一番だ。


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コメント
★ 人は・・・
おじゃまします。
人は等しくずるくて、利己的な部分を持っていますが、多くの人が適当に折り合いをつけて生きています。

でも、カートはそういう事が嫌だったんでしょうね。

ドラッグでその部分だけを空にしようとしたようですが、消えるわけも無くさらにひどく落ち込んでしまうことを繰り返したわけですが、もし薬の影響が無ければ死んでいなかったとは思います。

おっしゃるように「考えすぎた」上に薬が後押ししたのかなと。
2007-05-25 Fri 15:06 URL | まるあ #AVNby.KY[ 内容変更]
まるあさんへ
コメントありがとうございます。

薬物中毒や精神病の人たちは不健全であるとみなされますが、でもそれは実は彼らが普通の人以上に繊細で、仰るように適当に折り合いをつける事が出来ず、むしろより健全であろうとした結果だったりもするのですよね。(現実と上手くやっていく狡猾さこそが健全なんだと言われてしまったらおしまいなのですが…。)

遠藤周作の作品にも、「精神病患者は自己の責任で世界と向き合っており、それは戦争などを起こして全てを周りのせいにして生きている正常な人間よりよほど正常である」というような一節があり、印象に残りました。

カートはドラッグや音楽への発露で何度も葛藤を乗り越えようとしたのでしょう。しかしその結果は悲劇でした。誰しもがそれに似た葛藤を持ち、手段は違えども乗り越えようと似たような道を歩んでいるからこそ、彼の生き様と悲劇を忘れられないのだと思います。

2007-05-26 Sat 01:38 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
Nirvanaの曲はほんとに強い影響力があるって
去年鬱ってた時に思い知ったよ。。。
ふと『久しぶりに聞くかー』ってかけたら、
どんどん気分落ちてくんだもん。。。
むしろカートが麻薬。
Nirvanaは心身ともに元気なときじゃないと
聞いちゃダメだと思ったさ。
2007-05-26 Sat 10:54 URL | まちゃこ #-[ 内容変更]
まちゃこへ
ああー、確かにあれは余計に鬱になるかもなあ。
「なぁ、昨日は誰の所で寝たのか教えてくれよぉおお!!」の曲とかね。
ニルヴァーナの正しい摂取方法は、カートに引きずり込まれない程度に元気な時に聴いて、さり気なくリフにのるって感じだろうか。
次からは元気な時に聴くんだぞ。

2007-05-27 Sun 17:51 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
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