なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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本の海
2012-02-10 Fri 00:29
ネットには色々と面白いものが転がっている。本が好き、かつ古びたものが好きな私にとって、この閉館40年以上経ったというロシアの図書館の写真はとても興味を引いた。


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誰も訪れなくなって久しい図書館と、その床いっぱいに広がる本の海。


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貸出しカードに残された日付は1968年。世界では米ソ冷戦の代理戦争であるベトナム戦争が熾烈を極め、日本では大学生らと機動隊員が街のあちこちで衝突していた年である。もちろん、1984年生まれの私にとっては、白黒のドキュメンタリーの中でしか知らない世界だ。


小学校の教科書で、題名は忘れてしまったが、文明が生まれる前の地球に宇宙人がやってくる話があった。宇宙人たちはまだ何も文明を築かれていないのを見て、「来るのが早すぎた」と思い、「未来に彼らがこれを読めるようになったら」とタイムマシンの作り方などあらゆる知恵を詰め込んだ本を地中に埋めて去った。それから数千年後、人類はその知恵の本について知ることもなく、核実験でそれを消し去ってしまうというオチだった。

ここにある無数の本も、誰かが手に取ったならば、そこには人類が積み重ねてきた知恵とか、時間をかけて発見した美しいものとか、色々な人間の人生の物語などがあるはずだ。しかし誰も本を開かず、このまま静かに消えていくかもしれない。きっと誰も知らないところで、そうやって消えていったものはたくさんあったのだ。





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