なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
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最初で最後の寿司
2012-07-19 Thu 22:38
会社の同僚に、かなり勢い良く買い物をする中国人の友人がいる。6万円の革ジャンとか、20万円のギターとかを買い、家にはギターが4本もあり、2万円するイヤホンを愛用しているこだわり派だ。いつも「ようやるな」と思って聞いていたが、そんな彼にも苦労の時代があったのを知った。

彼は大学から日本に来たが、来てすぐの頃はあまりお金がなかった。日本に来てまだ一年がたたない頃、一緒に来た仲間の一人がさらにアメリカへ行くことになった。彼は日本に来てからまだ寿司を食べたことがないので、アメリカへ行く前に日本の寿司が食べたいと言った。二人はスーパーへ行き(寿司屋に行く勇気はなかったらしい)、パックの寿司を買うことになった。「最後だから高いのを買おう」と980円の寿司を買ったが、当時お金がなくてバナナとパンだけでしのいでいた彼らにとって、それはひっくり返るほど高額な値段だった。スーパーの980円の寿司をかみしめるように食べて、彼はアメリカへ旅立っていった。今でもその時のことは忘れないと、私の友人は言った。

この話を聞いた時、じわーっと涙腺がゆるんでしまった。こんな人生の物語に触れることができるのは本当に貴重だし、思い出の価値こそプライスレスだからだ。





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