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岡野版「陰陽師」完結
2007-06-20 Wed 03:02
夢枕獏の原作を岡野玲子が漫画化した「陰陽師」が、当初12巻で終わるはずだったのを変更して13巻でついに終結。それでも11巻以降はかなーり厚くなっていたから、本来なら14巻ぐらいがちょうど良かったのかも知れない。最終巻が出てから一年近く経つが、私にとって「陰陽師」が終わったのは、つい先日私が最終巻を読み終わった時だ。世界とは絶対的主観なのだから。

原作の小説では“晴明と博雅の日常妖怪小噺”的な連作短編である「陰陽師」を、岡野さんはものすごいものに漫画化した。最初の数巻は原作にのっとり、博雅が晴明の屋敷に酒を飲みに来て、晴明の陰陽道講釈を聞き、巷の妖怪事件を知らせ、二人で出掛けて解決するというパターンで、私も好きだった。

しかし漫画版の第九巻の「内裏炎上」から話はでかくなっていく。そして訳が解らなくなっていく。晴明が何やら大変な見えない戦いを孤独に始めたのはわかるが、その理屈も状況も説明(うんちく)はあってなきが如しの状態になる。やがて、古代エジプトの若き王・ファラオの、古代ギリシャの天才女性哲学者・ヒュパティアの物語が、平安朝の晴明とシンクロし、彼らと読者は宇宙について悟る。すでに陰陽思想どころの話ではない。

正直言って、この作品の後半はとにかく難解だった。情報量は多いのに、一生懸命それを読んでもさっぱり意味が解らないので、疲れてしまう。それでも、見開きの真っ白い画面を、線画の晴明が軽やかに舞いながら、「本当に/自由だ」とのみ書かれたページは、忘れがたい解放感をもたらした。とにかく、「陰陽師」はすごい漫画だった。

京極堂の話にも出てきた方相氏


最近、こんな記事ばかりである。
久し振りの日本でその文化を摂取し、表現する事に忙しい。

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コメント
>久し振りの日本でその文化を摂取し、表現する事に忙しい。

まーかっこつけたこと言っちゃって!!

ふむ、それじゃ私も君にならって、親に「全く漫画読み出したら他のことなーんもしないんだから!」と言われたら「久々に日本文化の摂取に勤しんでいるのだよ」と答えてみよう。

2007-06-20 Wed 13:20 URL | Ayumi #NYOp8AMs[ 内容変更]
Ayumiへ
えー、かっこつけてるかなぁ?
見事にレビュー系ばかりだなと思ったから。

そうだよ、君もそう言ってみればいいさ。
ま、それが通用するかは日頃の行いによると思うがね。


2007-06-20 Wed 14:16 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
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陰陽師 (漫画)『陰陽師』(おんみょうじ)は、夢枕獏の小説『陰陽師 (小説)|陰陽師』を岡野玲子が漫画化した作品。1993年から2005年まで、コミックバーガー、月刊メロディで連載された。流麗な絵柄による当時の平安京や怨霊たちの描写や、意図的な外来語の挿入、原作以外の …
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