なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
中台情勢
2007-10-12 Fri 04:03
台湾の陳水扁総統が、「台湾」の名で国連に加盟申請する是非を問う住民投票を来年の3月に実施する事を検討していて、それに対して波紋が広がっている。少し驚きなのは、この事に対してアメリカが強く反対していることだ。

ブッシュ大統領が「反対」を打ち出した後、米国務省のマコーマック報道官は「こうした住民投票は国連に対する台湾の地位が変化することがないばかりか、中国と台湾の緊張をエスカレートさせるだけだ」と述べた。これにより、台湾がアメリカに提供を要請していた新型戦闘機の交渉も凍結状態だとか。

アメリカはずっと兵器の提供までして台湾を支援し、対岸の共産党中国に牽制をかけているものと思っていたが、情勢が微妙に変化しているらしい。北朝鮮の核問題をめぐる6ヶ国会議など数々の国際問題で、中国の協力が必要になったから態度が変化したという見方もある。アメリカの変節に対して、台湾では急速に反米意見が噴出しているという。

「国家に真の友人はない」というが、やはりそうらしい。国際政治というのは個人同士の駆け引きによく似ているが、生身の人間同士以上に節操という観念が薄いように思う。結局どこも自国の利益のためにしか行動していないのだ。何を今更、そんなのは当たり前じゃないかと各国の策士たちは口を揃えて言うに違いないが、世知辛ぇ世の中だぜ。

スポンサーサイト
別窓 | 考えてみると | コメント:6 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<「八月の博物館」 | 紅炉一点雪 | ロス日帰り>>
コメント
国際政治はいつもこうだよね。悲しいけど。
日本だって6カ国協議ではアメリカの力が頼りだし。
このアメリカの態度の変化は、ミャンマーに対しての国連の制裁決議にも関連してるのかね。中国とロシアはミャンマーの天然ガスか何かが必要だから、ミャンマーへの制裁は反対で、拒否権を使いそうだしね。そういう面でも中国の協力が必要だから、アメリカは態度が変わったのかもね。
でもなぁ、70年代まで国連に入っていた中華民国(台湾)がアメリカの勝手な裁断でPRCと入れ替えてしまわれたら、それはアンフェアーとしか言いようがない。
でも、台湾がどんなにもがいても、常任理事国の中国が拒否権を使ったら、どんな法案だって否決されちゃうでしょ。
だから、台湾の国連入りってかなりの確率で無理なんじゃないかと思うよ、中国がいる限り。
ってか、日本をまず常任理事国に入れろっての。笑
2007-10-12 Fri 09:06 URL | mami #-[ 内容変更]
mamiへ
日本の常任理事国入りはどうだろうねえ。アメリカのイエスマンが増えるから反対とする国もあれば、当のアメリカが「憲法によって軍隊を持たないと定めていて自国の兵士を出さない日本が、各国の兵士で構成される国連軍の司令官である常任理事国になるのはおかしい」と報告書で述べているから、現状では色々と難しいかもね。個人的には賛成しないけど、そこで今の平和憲法を捨ててまでして常任理事国になるかどうかは日本の選択だと思うよ。
そもそも、今の国連自体が第二次世界大戦の戦勝国で構成されているから、日本とドイツが常任理事国入りするのに壁があるんだろう。最初は英米の二ヶ国だけでトップに立つつもりだったのが、ドイツに攻められたロシアとフランス、日本に攻められた中国も加わることになって、今の五つの常任理事国ができたんだ。日本の侵略がアメリカでの中国人排斥に歯止めをかけ、中国を連合国側陣営に加えて戦後の影響力を増させるという皮肉な結果になった。あの戦争の影響はまだまだあるんだね。
台湾の事について言えば、政治的に挑発し合っているのとは反対に経済的にはかなり中台間のビジネス関係は拡大していて、私も広東省で大陸に通勤して来る台湾の人をたびたび見かけてびっくしりした事がある。お互いに損でしかないんだから、実際の戦争にはならないと思う。むしろ戦争をするぐらいなら独立させてやった方が損失が少ないだろうし。ま、それは両国の政府がどう出るかだけどね。

2007-10-13 Sat 12:09 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
国際政治問題、中国と台湾の関係は複雑化するばかりだけど、それはやっぱり台湾が国として存在するかという問題は台湾と中国だけで解決できるものではないからだよね。でも私は個人的に、いろいろなスポーツの国際試合に台湾がチャイニーズタイペイとして参加したりするのを見たりすると、Taiwanっていうユニフォームを着て出たいだろうな~と思うんだ。それに台湾人はよく、「中国」という言葉を使うなら昔からの「中華民国」っていう国名を名乗っている僕たちだから僕たちが本物だ、とも言っていた。国際問題になるといろんな国が入ってくるけど、ただ独立したいと思っている台湾人の気持ちを考えると私は「台湾」という国が早くできればいいなと思う。それはきっと台湾っていう場所に生まれ育って、台湾人と名乗る彼らにしかないアイデンティティーが一番よく知っていると思う。アメリカで(第三国で)台湾人にWhere are you from?ときくと、誰もI am from Chinaと答えない。台湾をHomeだと思う台湾人の中国から独立したアイデンティティーの強さを感じる。
2007-10-15 Mon 12:49 URL | chiaki #-[ 内容変更]
chiakiへ
うん、確かに彼らはI am from Chinaと答えないだろうね。やっと中国に返還された香港の人でさえそうなんだもの。最初、その独立したアイデンティティーの強さを知った時はびっくりしてちょっとショックだったけど。

アイデンティティーの枠をどこに定めるかっていうのは、実はたくさんの種類があるんだよね。最小単位は個人で、それから家族、市町村、県、国、文化圏、地球、みたいな。あれほど江戸時代には強かった藩という枠組みが、明治維新であっという間に日本という国に広がった。だから、その枠はとても強固だけど、時にはあっさりと変わったりする。ゆえに国や民族という枠にあまり固執してはいけないんだと思う。それは誇りを生み出すと同時に争いの種になる。人間はどこかに枠を定めて、いつでもWeとTheyの境界線を引かないと気が済まないどうしようもない生き物だ。これでもしエイリアンが地球に攻めてきたら、国や民族で括られていた枠が地球単位に広がってやっと人類は団結できるのかも知れないけど、もっと大きい争いが生まれただけなんだよね。ほんと、どうしようもない。

2007-10-15 Mon 13:40 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
返事ありがとう。私も本当に同感です。ゆにんの言葉を私のブログでも紹介させてね。
2007-10-17 Wed 14:15 URL | chiaki #-[ 内容変更]
chiakiへ
もちろん、光栄です。

一つ思うのはさ、きっと大陸中国の存在が台湾人や香港人といったアイデンティティーを際立たせているんだろうね。chiakiがアイデンティティーを自己同一性と訳したように、「自己」があるためには「他」がないといけないのだから。

あと、台湾人といっても、昔からいる「内省人」と戦後内戦に負けて大陸から移り住んだ国民党の人たちみたいな「外省人」がいるよね。そういう出自の差は台湾人の間での意識にどう影響するんだろ。
大陸中国でも、かつて古代王朝が存在した中原や長江流域にいる中国人こそがホンモノの中国人で、私みたいにそれ以外の場所から来た中国人は厳密には中国人じゃないんだなんて言い方もある。私が生まれたハルピンなんかは万里の長城のずっと北側だから、古代中国からすれば蛮族の地だったわけで(笑)。でも今は全部同じ中国人じゃんね。そういうのを考えるとFunnyだよ。

2007-10-18 Thu 14:03 URL | ゆにん #F0Z38fwo[ 内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
∧top | under∨
| 紅炉一点雪 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。